使用中のPCの環境をそのまま別のPCに移動させてみた

使用中のPCから別PCに換えるとき、いちいち使用していたアプリを入れなおしたり、データをバックアップ&コピーしたりするのは時間も手間もかかるので面倒。

というわけで、こんな方法でも新PCに移行できたのでそのメモを残しておきます。(WinVista以降のOSでは出来ないかもしれないけど…)


1.今回の経緯

10年ほど使っていたPCですが、今でも速度面等の使用上での問題は無かったのですが、ついに新たに導入予定アプリでは、ハードウエア面の最低動作条件を満たさなくなってしまいました。

そんなわけで、仕方がないので急遽ハード面についてアップデートすることに。
PCまるまる購入かなとも思いましたが、周辺機器は変更する必要は無いので、 念のため調べてみたところ、CPU、マザーボード、メモリの3点だけを新規購入するなら4万円ほどでなんとかなりそうです。
というわけで、これらのみを更新する方針で進めます。
このほかの部分は、本来は必要そうだったHDDとケースについては、HDDはデータ保存用に外部HDD化してあったSATA3対応HDDを使い、ケースは一旦休眠 させていたアルミ製ケースを復活させるということにしてしまえば新規購入の必要が無いことが判明。
予備パーツがあるというのはこういうときには便利なもの ですね。

 

2.移行作業手順

移行作業といって、OSはWinXPなのですが、出来るだけ今のままをそのままで新環境に移行したいところ。
というわけで、今回は既存のWinXP環境(HDD)を移行先のHDDに丸々コピーするだけで移行してしまおうと思います。

「データが壊れても、起動しなくなっても気にしない」or「失敗なんてしない」という強気な方は、HDDのコピーなんて作らずにつなぎ換えするだけでよいのですが、チキンな自分は作業前の状態は壊さないように、コピーしたHDDを新ハードに載せることにします。

とはいえ、HDD丸ごと複写ということは、単純にコピー&ペーストで..というわけには行かないので、HDD自体のクローンを作成するツールを使用します。
ツール自体はCDROMブートしてGUI操作で使用出来るものを探してきたので、操作方法が直感的にわかることで、起動後にコマンドラインをたたくような「操作方法を知っていないと使えない」ということが皆無なツールなのでいろいろな意味で安心です。

使用したツールは

EASEUS Disk Copy (http://www.easeus.com/disk-copy/

です。HDDの複製操作はFree版を使用すれば出来るので、ここからダウンロードして、あらかじめ起動用ディスクを作成しておきましょう。

このソフト自体については、ここ(http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/08/26/easeusdiskcopy.html)にも紹介されているので心配は無いでしょう。

その他で移行作業の前に注意が必要なのは、使用しているアプリの中に動作環境を元にライセンス認証しているものがある場合(ビジネス系ソフトウエアに多いですね)やは、そういったアプリの類を一旦アンインストールするなどの作業が必要かもしれないというところくらいかな。

あとは、言うまでもありませんが、OS自体が特定のハードウエアに関係したライセンスで購入されている場合には、「それ」を変えるような変更はライセンス違反になるので注意してくださいね。

手順自体はこんな感じ。

・手順1)

コピー元側HDDとコピー先HDDをPCにつなぐ。(既存PCにコピー先HDDをつなぐのが良いでしょう)

・手順2)

コピーツールをCDROMブートで起動しHDDコピーを選択して実行。(コピー元とコピー先を間違えないように注意)

・手順3)

コピー終了後に、コピー先をバックアップディスクにして元々のHDDをするか、コピー先HDDを移行先ハードにのせる。
OEM版のOSの場合でHDDがライセンスの条件なら元HDDを付け替える方がよいかも。

・手順4)

PC起動でOSの機動を確認。(その後重複しているOSの入っているHDDは初期化する)

以上の手順が移行作業の流れになります。

3.起動後確認(コピー作業までの手順は省略)

コピーに失敗していなければ、コピー先HDDからでもOSは起動するはずです。

起動の際にドライバ類の再インストールを求められるかもしれませんが、起動中や起動後に マザーボードに付属のドライバを適用すればよいので心配はないでしょう。不要なドライバが残ってるのが気になるようであれば、動作確認後にその辺のデータ を手動で削除してしまえばよいかと。

また、動作環境の変化によりOSのライセンス認証(更新)を求めらるとは思いますが、もともとOSが正規版でかつ、ライセンス条項に合致していれば恐れることはありません。すぐに手続きを行えばよいので問題にはならないでしょう。(自分の場合、OSはプリインストール版でもOEM版でもなかったのでライセンス上の問題は無いとおもいますが、プリインストール版やOEM版を使用されている方はその辺の制限はうまくクリアしてくださいね。)

新環境で動作確認できたら旧環境はきれいに(初期化)してしまいましょう。もったいないですがWinXPのライセンス条件だから仕方ない…かな。(ほかのPCに実装して同時使用しなければバックアップといえなくも無いのですが…)

4.今後は...

新ハードのPCはなかなか快適です。なによりCPUパワーがUPしてるので当たり前なのですが。

今回環境移行した新PCですが、将来的にはWin7とかそれ以降のOSも考えていたのと値段に差がそれほどはなかったので、メモリは(WinXPにしては無駄に)8G乗せました。

でも、使用しているOS(WinXP)は32bit版なので、そのままだとメモリは4G程度までしか認識しません。(=使いません)

せっかくのメモリのうち半分(しかも4G) が使えてないわけですが、それについては購入前からRAMDISK化する予定だったので、気が向いたら設定変更しようかなと思いますが、その辺のお話は後ほどということで今回はここまで作業終了。

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